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2011年3月23日 (水)

鎌田實著『いいかげんがいい』

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集英社 2008年 952円

色々なところに連載したエッセイをまとめたものです。「いいかげん」というとあまりいい印象を持たない人も多いかと思いますが、この本に出てくる人たちはいい意味で少し力を抜き、良い関係を築いている人の話です。鎌田さん自身の話もありますが、養生園を作った医師、脳梗塞の片麻痺の女性の話などさまざまです。忙しく働いて疲れている人には是非読んでもらいたいと思います。最後の詩が印象的だったので引用します。

ワークバランスという言葉がある。
仕事と生活を50パーセントずつ大事にする。
なんとなく、ちょっと引けた感じがする。
こういうの、ぼくは嫌い。
仕事も生活も丸々楽しみたい。

いい生活が120パーセントの仕事の成果を生む。
いい仕事は120パーセントの心豊かな生活を生み出す。
これがワークライフシナジー。
ワークライフバランスとはちょっと違う。
仕事と生活が、相乗効果を生み出すのだ。
これが、ぼくが言う「いい加減」な生活。

いい加減な生き方を日本人は嫌ってきた。
いい加減を超えて、もっともっとがんばらないと許されない。
とことん、最後の汗の一滴まで出し切らないと認めてもらえない。

豊かになったけど、幸せを感じにくい国。
幸せになるために生きているのになあ。

生きるために、仕事はとても大切。
その仕事を支えてくれている、いい生活が必要。
いい生活があると、いい仕事が生まれる。
これがいい加減な関係だ。
勇気をもって、いい加減に生きていく。

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